里山の定義は色々ありますが、
わかりやすく言えば、住宅地と山の
境目にあたるエリアです。
夏休みにおばあちゃん家の裏山で
虫取りや釣りを楽しんだ方も多い、
思い出すとちょっと切なくなる
あのエリアです。
今そんな里山が危機的な状況にあります。
現在、維持管理している人の年齢が
高すぎるのです。
里山の整備って、結構力仕事だったり
人数が必要だったりするんですよ。
僕ら20代のおじいちゃん、今何歳?
そりゃあ、だんだん廃れていきますよ。
だからこそ僕ら若者が解決策を考えなければならない。
それは、そんな里山を“現代に合う形で利用”
することだと思います。
よくこんな話を耳にします。
「うちのじいちゃんばあちゃん、
今は使ってないけど山持ってるんだよねー」
私はいつも羨ましく思ってました。
「宝の持ち腐れじゃん!!」
山が好きな人からしてみれば、
自分の山をもっていて、そこで活動できる。
それだけで、ワクワクしませんか?
近くにそんな所がある人は、まずは
その場所がどんな場所なのか、
実際に行ってみる事が重要です。
「行くだけで何か変わるの?」
そんな意見もあがります。
実は、里山に人が入るだけで、冒頭に
上がった問題の一部は解決できるからです。
わかりやすいのは不法投棄。
人が定期的に入るだけで、不法投棄は
抑制されます。
不法投棄する人は、人が来ないような
ところに捨ててきますからね。
農作物を荒らす害獣(あんまり好きな表現
ではないですが)だって、人間が怖いので、
むやみに近寄らなくなります。
だから、まずは、現地に行ってみる。
そんなくらいから入ればいいのです。
まずは、興味を持つ。
それだけで充分です。知識なんて、
あとからでも充分に勉強できます。
僕ら世代の親世代はバブル真っ只中で
人口が都会に集中し、多くの里山は
廃れています。
今の70〜80代の力では里山の維持は
もうそろそろ限界を迎えていると思います。
今こそ、僕ら若者が目を向けて、
この問題に立ち向かっていかなければ
ならないと思います。
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