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執筆者の写真地球の 整備士たち

動物との関わり

増え続ける”害獣“


僕らの山に人を呼ぶときにいつも言われる言葉があります。

「動物に襲われない?」

たとえばハイキングの最中に動物が襲ってくる確率を考えると、まあゼロではないかとは思いますが、中々の低確率なんじゃないかなって僕は思いますが、皆さんはどう思いますか?

以前、里山の現状をお話しした際に少し触れましたが、動物の住処と人間の住処の境目にあたるところが里山だとすると、僕らはまあまあな頻度で動物と遭遇します。


しかし、襲われた事は今まで一度もありません。野生動物たちは、みんなが思っている以上に臆病なのです。

イノシシやシカ、クマなどの動物は、本来は人里離れた山奥で暮らしています

里山が繁栄していた頃は、人が定期的に里山に入っていた為、里山が人間と動物の住処の境目になっていたのです。

ここまで話せば感の良い人はもうわかると思います。。。

人が離れた里山は、動物たちの住処になっていると僕は思います。


まるで陣取り合戦のようですね。

人為的に植えられた作物や木々たちに、動物たちが目をつけないわけがありません。

最近住宅地に動物が出没しているのもそうです。


いわば住宅地の境目になる「砦」が、放置されているからです。



現在、私たちが自然について勉強させてもらっている猿投山ですが、僕が初めて訪れたときは、周辺の民家の目の前の道にイノシシが居座っているのが多かったです。

しかし、その場所に通い詰めていくと、半年後にはその道でイノシシを見ることはほとんどなくなってしまいました。

僕はただその道を通っただけです。

それだけで獣害はある程度、抑制可能だと思います。


現代でもできる里山の利用




でも、僕らみたいな若造が意味もなくわざわざ山に行きませんよね?

里山とゆうのは、昔は


薪炭林

(薪炭林とは薪や炭の原料となる木材を採取するための森林。クヌギ、コナラ、ヤマザクラ、エノキなどの樹種で構成された、いわゆる里山の雑木林を指す。)


と言って、日々の生活に欠かせない薪や炭、畑の肥料になる落葉を作るための山として作られました。

現在、薪や炭で風呂やご飯を作っている人って圧倒的に少ないですよね?

里山を循環させていくには、僕らは一昔前に戻って薪や炭を使って生活していかなくてははなりませんが、現実的ではないです。

現代に合わせた使い方をしていかなければなりません。


これからの里山


たとえばキャンプとかは、薪や炭を使うのが当たり前な遊びですよね。

今でこそ薪や炭は、買っている人が多いですが、もし、自分の力で薪や炭を作ることができたら、、、

そして、ほかにも現代なりの利用方法を見つけることができたのならば、、、

無駄な殺生をすることなく、動物との住み分けが可能になるし、なにより、里山を維持・循環させていける人が増えるのではないかと思います。



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